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引力のある人、花岡萌。

 昨年初めてお会いした時「引力のある人」、そう思った。アルペンスキーの回転・大回転・スーパー大回転・スーパー複合の4種目でのワールド杯出場権利を持ち、ソチオリンピックへ向けて、回転・スーパー複合の2種目をターゲットとして、オーストリア、フィンランド、フランス、イタリア、スロベニアなど数々の欧州レースを転戦してきた花岡萌さん。現役引退を決めた今だから言えることを話してくれた。
 1月14日のアルペンスキーのワールド杯が全日本スキー連盟の定めたソチ五輪代表選考の最終レースだった。結局、同連盟の五輪派遣基準を満たす選手が一人もいなかったためアルペンスキー女子は2大会連続で五輪不出場。
これについて、「今まで頑張ってきてオリンピックに行けなかったのは、本当に残念で悔しい。マイナーなスキー競技なので・・・五輪選考の国内基準を満たすためのサポートが連盟よりあれば・・・と正直思うこともあったのですが、今は自分が成長するために、周囲から多くのサポートもいただいて、とてもいい経験をさせていただいたと思ってます。」と心境を明かす。
 マイナーな競技では、勝つためにとか、オリンピックに出場させるためにというような、選手の力を最大限に引き出す環境がまだまだ整っていないために、競技を続けることすら困難な状況に追い込まれている現実もある中で、オリンピックへの挑戦でアルペンスキーの2種目をターゲットとしてきた花岡萌さん。「採点系の競技でもなく、対人競技でもない、ほぼタイムだけのスピード系競技で自分の力を試してみたかったんです。滑った人にしか感じられない世界が広がっているんですよ。」という。



 自分の力を試しているのは何も競技ばかりではない。現地へ単独で赴き、外国人チームに合流してトレーニングしたり、コーチに掛け合ったりと、凡人なら行き当たりばったりと思うことも平気でやってのける。時には欧州内を一人で1日900km走破することも。すべてはスキーが好きだから。ただ、好きだから始めたスキーも、スキー競技をすることとはかけ離れて物事が展開してしまうこともたびたびあったそう。そんな中で、花岡萌さんのモットーは、「食事+睡眠+笑うこと」。だからどんな時もこの3つが満たされていれば、何とかなると邁進してきた。笑えないときは力も発揮できない。
 運を味方につけて邁進してきたアスリートは、一日の終わりに「ハイチャージ」で充電をおこなう。「一人で毎週のように転戦し、疲れると「ハイチャージ」に頼りたくなるんです。一日1回40分で、翌日また頑張れるパワーが維持できる・・・この繰り返しでした。悪い意味ではなくて、「ハイチャージ」に本当に依存しそうでした(笑)。特に、大きな故障もせず、風邪もひかず、セルフケアができたのは「ハイチャージ」のお蔭です。ありがとうございます。」
 今後の活動は?「色々お声掛けいただくのですが、雪上を離れてからまだ1か月ちょっとしか経っていないので、何も考えられないというか・・・何も決めていないんです。少し時間をおいて、私らしく前を向いて進んでいきたいと思っています。今まで応援していただき、ありがとうございました。」
 いろいろあったが、それらを笑い飛ばせる人は引力が増すのだろうと思う。「私がスキーをはじめたキッカケを作ってくださった人が名古屋にいて会いに行くんです」と言って、笑顔でサンメディカルをあとにした。
 人の目を気にしない。自分が今すべきことに集中する。自分が望むところへ向かう。問題があればすぐに軌道修正、他者も認めつつ、今の自分を受け入れる、そんな強さをもった女性でした。



花岡萌(はなおか もえ)

1984年6月22日生まれ。
富山県魚津市出身のアルペンスキー選手(2014年1月14日現役引退)
2005年〜2007年インターカレッジスーパー大回転3連覇。その後、アジア冬季競技大会回転銀メダル、全日本スキー選手権回転2連覇、アジアシリーズ総合優勝と数々の戦績を重ね、2011年アルペンスキー世界選手権出場、全日本スキー選手権大回転優勝。