生体の自己治癒機能や固有の自己調整メカニズムが、病理波を覆すことができなかったり、そのバランスが崩れると、病気になると考えられています。つまり、病気とは病理振動が長期にわたって体内に存在し、それにより病理現象や作用が誘発される状態と言えます。患者の体内に存在するこのような振動や自己治癒機能を治療目的に利用しているのが、『エレクトロアキュスコープ』なのです。
振動を治療目的に利用するというアイデアはとても斬新です。なぜなら、薬や治療器による外部からの強引なエネルギーが取り込まれることがなく、自己治癒能力を高めることができるのですから・・・。もちろん、強引なエネルギーも通常患者さんの状態を良くする一時的な解決方法ですから、必要に応じての適用は非常に有用です。しかし、毎回薬や治療器による強引なエネルギーは本当に必要なのでしょうか?時に、それらに頼りっきりでは自分自身の本来の抵抗力まで弱めてしまうのではと不安が残るところです。
では、アキュスコープは「治療器」ではないのか?ということになりますが、確かに治療器であって、治療器でない。言い換えれば、「探査機」の方が言葉として正しいかもしれません。治療器というと、一方的に治療するというイメージがありますが、探査機というのは決して一方的ではありません。常に、目的となる(確認すべき)物体を周りの状況から察知し、観察します。アキュスコープもこれと同様で、マイクロアンペアを一方的に出力するというよりも、独特な波形が器械によって自動的にコントロールされ、周りの神経及び筋肉などの波長により原因を察知し、治癒能力を再び元の状態に戻す機能を持っているのです。例えば、治療前の体の状態から、汗ばんできたり、体が温かくなったりと、痛みとは別に体に変化が現われたことはないですか?これは、体内で治癒能力が高まっている一つの徴候でもあります。これらの体の変化を器械が察知するのですから、すごいと思いませんか?つまり、この治療で用いられるエネルギーや強度は患者自身のもの、これが重要でもありコンセプトでもあります。
[参考文献]
・Morell, F., M.D.:The Mora Concept,ISMN6-7760-1163-7, Heidelberg.
・Vincent, L.C.: Entsehung and Erhaltung des Lebens. Obtained from SIBEV,
D-5863 Wenden 4, Doktogasse 8.
・Popp, F.A.:Neue Horizonte der Medizin. Karl F. Haug Verlag,
Heidelberg and: Biphotonen. Ein neuer Weg zur Losung des Krebsproblems,
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