「High Charge(ハイチャージ)」は、独自の技術である「SimulFAM®(シミュルファム):周波数&振幅の同時変調」で、治療に“心地よさを取り入れた新しいコンセプトの治療器です。諸外国では、もともと関節炎などの局所的な痛みへの治療として使用されていましたが、研究が進み、患部から広がる広範囲の痛みをもカバーする治療器として注目されています。
開発者であるDr.Hans-UlrichMay氏に話を伺いました。
Dr. Hans-Ulrich May氏 [ドイツ人医師(神経科・精神科医)]略歴
大学で神経生理学、薬理学専攻後、カールスルーエ大学にて研究、その後内科治療と物療器の相互発展の為に、1952年以降独・Nemectron社にてEDiTの開発に携わる。1988年ソウルオリンピックにて(国際オリンピック委員会承認の)メディカルドクターとして活躍。近年『European Journal of Physiology』へ「周波数と振幅の同時変調について」を寄稿し、現在は大学での活動とは別に、主にドイツ国内でのハイトーン治療のセミナー等でトレーニング指導を行う。
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ハイチャージの開発についてお聞かせいただけますか?
開発するに当たっては、当時既に知られている物療器の効果以上の効果、今までに知られていない効果をもつハイトーン療法(ハイトーンセラピー)が望まれていました。その中で、私は生理学的な、特に精神物理学の領域からの基礎研究(主観的な感覚生理学、神経生理学的研究も含む)を重ねて、望ましい治療効果を得るには、「Elektrotoxikologie:電気毒物学(独)」的概念を用いて、局所的な痛みへの対応だけでなく全身の互換性のようなものを考え「治療の幅」の最適化を達成しなければならないと考えました。
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ハイチャージは組織(細胞)にどのように作用するのでしょうか?
電気刺激によって組織細胞が振動を起こし、体内の(リンパを移動する)水分や溶解物質の粒子は、(ハイチャージが出力する)4096~32768Hz間で回転と振動を繰り返します。この高速の周波数振動により、細胞はビタミン、ミネラル、栄養分を取り入れ、痛みや炎症を引き起こす物質や尿酸、乳酸、二酸化炭素などの物質を排出し、代謝が速やかに促されるのです。この器械は、特に「体内の代謝活性」に目を向けた治療器なのです。
韓国・盧大統領(当時)と国際オリンピック委員会・サマランチ会長(当時)による認証書
(ソウルオリンピック)
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症例紹介:Hip Arthrosis(腰関節症)
痛みをこらえる為に取る姿勢や脊椎が影響を受けていることから、腰椎を併せて治療することをお勧めします。
チャンネル | プログラム | 適用箇所 |
赤 | SimulFAM i | 首下、両腕、両足裏 |
緑 | SimulFAM i | 大腿骨上部(両脚) |
黄 | SimulFAM X 100Hz |
腰椎L3-5 大腿中央部(両脚) |
[資料提供:独・gbo社]
※詳しくは、弊社情報誌「アシスタント72号」に掲載しています。