イオノソンEX、フィジオメドEXの出力を上げると警告が表示される
イオノソンEX(フィジオメドEX)の出力ツマミを上げると、写真のような警告が表示されることはありませんか? この警告が表示される原因は色々ありますが、原因の1つにバキューム電極やバキューム電極用ケーブルのお手入れ不足によって発生することがあります。電極やケーブルは、使用していくにつれ、電極のプレート部分やケーブルの差込口に汚れ等が付着し通電が低下することがあります。衛生上の問題もありますので、以下を参照して頂き、定期的にお手入れして頂くことをお勧め致します。
この2つのお手入れをしていただくことで、より快適な通電を行なうことができます。
1. バキューム電極のお手入れ
・ 電極部分とケーブル接続部分のくすみ
バキューム電極の電極(金属板)部分や、ケーブル接続部分(下の写真・赤丸部分)に曇ったようなくすみが見られると、通電不良を起こす場合があります。このような場合は、市販の金属磨きを使用し電極の表面を研磨していただく事で、通電状態を回復させる事ができます。
・ 電極(金属板)の裏側の汚れ
バキューム電極は左写真のように、電極(金属板)の裏側に汚れ等が溜まりやすく不衛生になりがちです。月1回程度、電極の裏側やゴム製のカップ内部を清掃して頂き清潔に保っていただくことで、快適な施療を行うことができます。
電極(金属板)裏側部分にサビが見られた場合は、弊社までご連絡ください。
バキューム電極のお手入れの最中に、下の写真のように電極の裏側部分に錆が見られることがあります。これはバキューム電極の構造上、電極のシャフト部分に水分が付着し、その水分に含まれる鉄分等が腐食したものです。この腐食により通電不良を起こすことがありますので、このような場合は、弊社担当者にご相談ください。
2. バキューム電極用ケーブルのお手入れ
バキューム電極用ケーブルをフィジオバックとバキューム電極に長時間接続したままにしておくと、ケーブル内に残った水分に含まれている塩素やミネラル類が、ケーブルの接触面等に結晶化することがあります。
また、ケーブル内の導線が長時間水にさらされることにより導線そのものが腐食し、ケーブルの差込部分付近以外のところで断線することもあります。このようなトラブルは、治療終了後、右の写真のようにバキューム電極用ケーブルを壁のフックやカーテンレール等に吊るし、ケーブル内の水分を抜くことで防ぐことができます。
これらの付属品のお手入れを充分に行っていただいているにもかかわらず、警告が表示される場合は、機器本体に問題がある可能性がありますので、ご面倒ですが、弊社までご連絡いただきますようお願いいたします。