「エレサス」は、軽量・コンパクトで電源は充電式のバッテリー搭載ですので、専用キャリーケース(オプション)を使用し、屋外や移動先で簡単に使用することができますが、暑い時期は直射日光等によって機器の温度が使用条件20~35℃を超えてしまい、エレサス本来の性能を発揮できない場合があります。屋外で使用される際は、できる限り直射日光を避けてご使用頂き、真夏の車中など高温の環境下での長期放置も避けて下さい。万が一、本体が過熱してしまった時の症状と過熱時の対処方法をご紹介させて頂きます。
【1】液晶が見えづらくなる。
液晶画面は、温度上昇の影響により画面の色合いが明るく(白っぽく)なったり、オレンジがかったりする場合があります。
【2】電気刺激を強く感じる。
エレサスに使用している一部の半導体は、温度上昇によって極わずかに出力が上昇するものもあります。一般の電化製品であれば問題視する程の上昇ではありませんが、微弱電流機器の場合、敏感な患者様によっては、通常よりも刺激を強く感じる方もいらっしゃるかもしれません。この極わずかな出力上昇による直接的な火傷などが発生する恐れはありませんので、ご安心ください。
※暑い時期での使用時、電解液は乾燥しやすいので十分にご注意下さい。
[液晶が白くなった状態]
機器が過熱状態になってしまった場合は、温度の低下により改善されますので、慌てずに機器の電源を切ります。
バッテリーの充電も行っていない状態で、冷暗所に1時間以上放置します。冷却時間が短いと機器の表面温度を下げることはできますが、機器の内部温度は下がっていない場合がありますので1時間以上放置してください。エアコンなどの冷房が効いている低温の室内に放置すると効果的です。
【 冷却時の注意点 】
故障の原因となりますので、液体物・氷・氷のう・コールドスプレー等は、絶対に使用しないで下さい。
[1] 液体物による冷却:液体が機器内部に入り込み故障の原因になります。
[2] 氷や氷のうを使用:結露により機器が故障する恐れがあります。
[3] コールドスプレー等を使用:化学成分が故障の原因となる恐れがあります。
液体物・氷・氷のう・コールドスプレー等は、絶対に使用しないで下さい。故障の原因となります。