各機器には、安定性向上のために「脚」が取り付けられています。医療機器においては絶縁や放電等、重要な役割を持っているものになりますので、その役割と注意事項についてご案内いたします。
もし、ご使用中の機器の「脚」が破損・紛失している場合は、弊社までご連絡ください。
医療機器の「脚」には、一般的な構造的役割(水平に保つ・滑り止め等)のほかに、重要な電気的役割として、以下のような「絶縁・放熱効果」があります。
【1】電気的絶縁 (感電防止)
機器を大地(アース)から絶縁させることで、万が一の時に患者様や使用者を感電から守ります。これを「BF形機器」と言い、弊社機器は全てこのBF形により保護をする設計となっています。
【2】放熱効果
「脚」を取り付けることで接地面と隙間ができ、機器から発生する熱を放熱させるスペースを確保します。
【3】安定性の向上
水平を保つ役割とともに滑り止めの役目も果たし、安定性を高めます。
また、低い位置から水等の液体進入を防ぎます。
専用ワゴン内等で機器を移動させる際は、引きずらないように、また勢いよく置いたりしないようご注意ください。引きずったり衝撃を与えますと「脚」の破損及び機器故障の原因になる恐れがあります。
お使いの機器の「脚」は、破損・紛失していませんか?
破損等したままご使用になりますと、絶縁効果が低下し、ノイズ等の混入によって通電効果が低下する場合もございます。ご使用中の機器で「脚」が破損または紛失していましたら弊社までご連絡ください。
早急に対応させていただきます。