治療器を安心してご使用いただくためには、機器の日常点検が欠かせません。医療機器の点検は、使用者であるお客様が適切に実施いただく必要がございます。点検には、(1)お客様が日常的に行うもの、(2)お客様が年に一度実施頂くもの、(3)メーカーが定期的に実施するものと3通りございます。点検時のチェック項目については、各治療器に付属している取扱説明書の巻末に掲載していますので点検時にご利用ください。今回は、それぞれの点検内容についてご案内いたします。
【1】日常点検:お客様が日頃から実施していただく点検
【2】保守点検:お客様が毎年実施していただく点検
【3】定期点検:メーカー又は医療機器修理業者が定期的に実施する点検
『日常点検』は、計測器等を必要としない簡易点検です。お客様ご自身で治療器の「使用前、使用中、使用後」に、チェック項目に従って、実際に器械を操作しながらご確認いただきます。
傷や異常な動作等、いつもと違うと感じることがございましたら、弊社までご連絡ください。
『保守点検』は、年に一度、実施していただくものになります。前述の『日常点検』と同じく計測器等は使用しない簡易点検です。
お客様ご自身で、実際に電源スイッチや押しボタン等を操作し、操作性に問題がないか、又はスイッチやボタン等の操作時の反応状態を確認します。
また、出力ソケット(プローブ差込口)や出力ジャックへの損傷やグラつきがないか等、確認します。
不良箇所等がございましたら、弊社までご連絡ください。
『定期点検』は、メーカー又は医療機器修理業者が、計測器等を使用し電気的安全性試験等を含む点検を行うものになります。
『定期点検』を実施することで、『日常点検』や『保守点検』では発見しづらい不良箇所を見つけることができ、故障や不具合を未然に防ぎます。
『定期点検』をご希望の場合は、弊社までご連絡ください。点検日程や点検費用などをご連絡のうえ進めさせていただきます。
[ご注意]
長い期間ご使用頂いている製品の場合は、『定期点検』で異常が見られなくても、電子素子等の経年劣化によって点検後に不具合が発生する場合もございますので、ご了承ください。